工藤 紗貴子 |
日本歴史研究専攻(国立歴史民俗博物館) |
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雇用期間 :平成17年12月27日~平成18年3月20日 |
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1. |
推進した業務の内容 |
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(1)最新研究活動情報コンテンツ作成に関する専攻内調整
日本歴史研究専攻の学生支援相談員打合わせた結果、相談員があらかじめ作成したフォーマットに、それぞれ書き込んで貰う形式を取ることとなった。
つづいて今年度在籍する全院生にコンテンツ作成の趣旨とこのフォーマットを送付し、返信されてくるフォーマットと画像の編集をおこなった。
(2)コンテンツ作成に関する業者との打ちあわせ
1の内容を踏まえ、Webコンテンツを作成する業者との打ちあわせをあわせて5度おこなった。
(3)イニシアティブ事業学生企画にかかわる他専攻との連絡の補助および事業の周知
他専攻より回ってきた、イニシアティブ事業の学生企画事業の企画書を本専攻の学生に転送し、事業への積極的な参加を勧めた。同時に複数回にわたってイニシアティブ事業の周知をおこない、学生のイニシアティブ事業への意識を高めることに貢献した。
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2. |
業務の成果 |
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(1)最新研究活動情報コンテンツ作成に関する専攻内調整
自身の研究内容をWebに掲載することに対しては、幾人かの学生から激しい反対や拒否があった。掲載後の不満や不備が極力出ないよう、個々の学生の事情を最優先させることを念頭に置き、個々の学生の事情に鑑み、学生当人の負担にならないよう配慮した。専攻内調整を緻密におこなった結果、8割以上の学生の情報を、コンテンツに掲載させることができた。
(2)コンテンツ作成に関する業者との打ちあわせ
1の内容を踏まえ、Webコンテンツを作成する業者のと打ちあわせを、対面で3度、電話で2度おこなった。3月27日現在、コンテンツデモ版を受け取り、これの修正点を業者に提示している状態である。31日に全員分のコンテンツ完成版を受け取り、基盤機関である歴博の内覧を経たのち、4月上旬にWeb上にアップされる予定である。
(3)イニシアティブ事業学生企画にかかわる他専攻との連絡の補助
他専攻の学生と、本専攻の学生との連絡を補助したことにより、本専攻の学生が、他専攻の学生が企画する学生企画事業に関わることを支援することができた。
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3. |
「学生支援相談員業務」について |
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前述した具体的な成果の他に、学生支援相談員というものが今後どのように学生を「支援」していくか、ということについて、他専攻の支援相談員と共通のコンセンサスを得ることができたのも、大きな収穫だったといえるだろう。具体的には、学生企画等のメンバー公募のため、「企画書」という書式を用いて、他専攻の学生への周知をおこなう、そのマニュアルを作成した。
今年度の支援相談員は、学生を「支援」するということに主眼を置き、イニシアティブ事業の周知はおこなうが、積極的に事業に参加するように、というような勧誘行為は敢えて取らなかった。相談員が学生に対し、積極的な啓発をおこなうようにするなら、「支援相談員」という名称は不適切なのではないだろうか。また、学生にそこまでの活動を望むのは難しいのではないかと思われる。
しかし、これまで、個人的な交友関係に頼るほかなかった専攻間の学生交流が、支援相談員によって促進されることは、文化科学研究科の学生としておおいに喜ばしいことである。
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