KORNEEVA SVETLANA 国際日本研究専攻(国際日本文化研究センター) |
(継続) |
【前期】任期:平成18年5月1日~平成18年9月29日
【後期】任期:平成18年10月1日~平成18年2月28日 |
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E-mail : |
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1. |
博士論文研究の概要 |
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切腹の歴史社会学的研究である。切腹は、まさに生身を切り裂いて命を奪う行為である。その身体的、社会的、文化的な意味は広くかつ深い。それ故に、切腹という事象および概念それ自体をめぐって、多くの誤解・誤認が未だに解かれていない。博士論文においては、近世の切腹を中心に、その実態とイメージの両者に着目し、「切腹」の多様な意味合いを論証し、検証する。具体的には、身体論、責任論、行為論、シンボル論を援用し切腹現象の分析を通して、武士社会の美意識、道徳意識、名誉意識の深層を明らかにしたい。さらに、現代におけるその意味合いを解明することを目的としている。
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2. |
国際日本研究専攻(国際日本文化研究センター)活用方法 |
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日文研は、学際的・国際的・総合的な視点から、日本文化を研究対象に研究を進めている。国内外から様々な専門――経済、政治、社会学、歴史、文学、考古学など――の研究者が集まっている。それぞれの専門から文化の個別的な問題のみならず、学際性をもつ問題にも取り組んでいるのが特徴の一つである。日文研の先生方・研究者は大変フレンドリーでオープン、知見溢れる方々ばかりで、研究に行き詰まったら、いつでも相談にのってくださる。さらに、シンポジウム、研究会、セミナーが多く行なわれ、興味のある催し物があれば、傍聴・参加をぜひ薦めたい。他専攻の院生が日文研の豊富なデーターベース、催し物、研究財産を活用できるよう、努めたいと思う。
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3. |
「総合日本文化研究実践教育プログラム」について |
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「総合日本文化研究実践教育プログラム」は、他専攻同士の交流のみならず、国内外のフィールドワーク申請等を可能にし、若手研究者にとって研究を広めるための可能性が豊富に備わっている。相談員として、新たな可能性の開拓に貢献したいと思う。
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