学術フォーラムの様子 → こちら(動画/7分)  
    ※動画の閲覧は学内のみとさせていただいております。  
      ユーザー名・パスワードは、葉山本部までお問合せください。  
 
1. テーマ

テーマ:「方法」の発見

 研究者が、自らの研究を何らかのかたちでまとめようとするとき、その背後には、必ずその研究者固有の、またその研究分野に共通した方法意識が存在する。自分にあった方法を発見・獲得することで自立した研究者となり、また、自分がそれまで取ってきた方法に縛られていると感じて、苦しむこともある。
今回の学術フォーラムでは、本研究科の教員が、個々の、また専攻に共通した、あるいは分野・専攻を超えて応用可能な方法(論)を、他専攻の教員・学生に対して開示することで、聞き手の一人一人が改めて自らの「方法」を振り返り、また自他の専攻における方法(論)の近似性や相違を認識し合う。
  また、複数の教員をパネラーとし、それぞれの方法的模索に基づく、自分野の拡張、または異分野との融合の可能性について、パネルディスカッション方式で議論することを通じて、従来の自分野に充足せず、チャレンジを重ねることの苦しみと喜びを理解する。
  このふたつの試みを通じて、文化科学研究科の所属メンバーが、互いの方法を尊重しつつ、補い合い、交流し合うためのきっかけとする。


講演風景
ポスター発表風景
2. 開催期間
平成20年2月22日(金)〜2月23日(土)
3. 開催場所

22日:京都センチュリーホテル
23日:アランヴェールホテル京都

4. 対象者
本研究科の学生及び教職員  
5. プログラム
第一日目(2/22)
17:30 受付
18:00〜20:00 レセプション
       
第二日目(2/23)
9:30〜 受付
9:50 開会の辞 総合司会・常光徹専攻長(日本歴史研究)
開会挨拶 黒須正明研究科長(メディア社会文化)
10:00〜12:00

講演「私の方法」 司会・常光徹専攻長
【講演者】
●藤尾慎一郎准教授(日本歴史研究)「考古学と炭素14年代」
●稲賀繁美教授(国際日本研究)「世界美術史は可能か?学問分野・批評・創作」

12:00〜12:50 昼休み
12:30〜13:50 ポスター発表(学生)
・関心のある研究、調査の発表を自由に聴講、議論
13:50〜14:00 休憩
14:00〜16:05

ポスターセッション「方法の獲得と越境」 司会・大高洋司副研究科長(日本文学研究)
【パネリスト】
●中村康夫教授(日本文学研究)
●三輪眞木子専攻長(メディア社会文化)
●宇田川妙子准教授(地域文化学)
●八杉佳穂教授(地域文化学)

16:05〜16:30 講評 司会・常光徹専攻長(日本歴史研究)
閉会の辞 大高洋司副研究科長(日本文学研究)
6. 費用について
参加費用 2,500円(22日飲料費(1,500円)及び23日昼食代(1,000円)として)