文化科学研究科では、本研究科の学生に、先導的で国際的に活躍できる高度な専門的知識及び学力を取得させると共に、関連諸分野と有機的に連動できる、創造性豊かで優れた専門応用能力を涵養する目的で、文化科学研究科連携事業を実施してきました。
平成17年度より開始された文部科学省事業「魅力ある大学院教育」イニシアティブに、本研究科の教育プログラム「総合日本文化研究実践教育プロジェクト」が本事業に採択されました。この事業は、現代社会の新たなニーズに応えられる創造性豊かな若手研究者の養成機能の強化を図るため、大学院における意欲的かつ独創的な教育の取組(「魅力ある大学院教育」)を重点的に支援することを目的としました。本研究科では、事業終了後も平成19年度から平成24年度まで学内措置で事業成果の定常化に努めてきました。
平成25年度には本研究科の教育プログラム「学術資料マネジメント教育プログラム開発によるグローバルな人文研究者の養成機能強化」が文部科学省の事業に採択されました。この事業では専攻間の枠を超えた連携を図り、各基盤機関の所蔵する学術資料を活用したコースワークを目指します(平成26年度より試行)。
上記教育プログラムにおいて、文化科学研究科では、文化科学研究の国際的、学際的発展に寄与するとともに、研究科内の連携強化を図るため、高水準のレフェリージャーナル(年刊)『総研大文化科学研究』を刊行しています。また、学術交流フォーラムやFD事業によって、学生の主体的参加による研究科全体の教育環境の向上と、高度な専門性をもつ人文研究者の養成に努めています。
平成17年度から昨年度までの報告を年度ごとに閲覧できます。