総合研究大学院大学 文化科学研究科 学術交流フォーラム 2015

イニシアティブ事業概要

学術交流フォーラム報告書について

 本報告書は、平成27年度の学術交流フォーラム「文学際―「文化科学」を発見する―」のプログラムの内容をウェブ上で公開するものです。文化科学研究科では、学生や教員の学術交流を図るために学術交流フォーラムを実施しています。今年度は、平成27年11月21日(土)、22日(日)に、総合研究大学院大学の基盤機関の一つであり、日本文学研究専攻が設置されている、国文学研究資料館において開催されました。

 

 プログラムの内容は、口頭発表、ポスター発表、ギャラリートーク、講演、パネルディスカッションなど、学術研究を主体とする学会形式でしたが、参加者同士の交流や新たな発見につながるような企画にしたいと考え、先生方や事務の方々と共に準備を進めました。「文学際―「文化科学」を発見する―」というテーマには、その思いが込められています。

 

 「文学際」という言葉は、聞き慣れないものだと思います。これは、今年度の学術交流フォーラムを開催するにあたり、私たち学生企画委員で作った言葉です。「文学際」というと、文学が中心なのか、と思われるかもしれませんが、決してそうではありません。

 

 この「文学際」という言葉は、区切り方によって何通りもの意味が生れます。例えば、「文」+「学際」だと、“文”化科学研究科の“学際”的交流です。また、「文学」+「際(祭)」だと“文学”の“祭”典です。さらに、“文”化科学研究科が、国“文学”研究資料館で開催する、“学際”的学術交流を目的とした“祭典”とも捉えられます。本企画を通し、皆様にとっての「文学際」を発見することができましたら、大変嬉しく思います。

 

 本フォーラムが皆様にとって、専攻の壁を越えた学術交流の場となり、今後の研究において実りあるものとなりますよう期待しております。最後になりましたが、ご参加いただいた皆様と、フォーラムの開催にご尽力いただいた先生方、そして事務の方々に感謝を申し上げるとともに、このような学術交流の場の今後のご発展をお祈り申し上げます。

2015年度学生企画委員長
森下涼子